英語の勉強を始めたきっかけとして、「どうしても仕事で必要になってしまったから」と言う人もいるでしょう。現在、英語が必要になる企業も多いです。直接の営業などの仕事ではなくとも「急に英語で電話が掛かってきて、どうしていいか分からない」と慌てた経験のある人もいるのではないでしょうか。そうなった時のために英語ができるようになれば、というのは良いモチベーションになるでしょう。しかし一つ覚えておいて欲しいのが、「知識があるのと、経験があるのは違う」ということです。

例えば、簿記の資格を取った人がいるとします。知識はばっちりあるのだからと、いきなり経理の実務をやらされたとしたら、どうでしょうか。いくら知識があったとしても、経験がないのですから手際は悪いでしょう。英語も同じです。いくら勉強をしたとしても、それだけでは生かせないのです。ビジネス英会話というのは、知識を経験が一緒になった時、はじめてレベルアップしていくのです。

ビジネス英会話で最も良いのは、「自分が使うであろう表現を覚える」ことです。当然のことなのですが、例えば英語で電話が掛かってくることがないのに「電話をする際の表現」を覚えようとしたり、メールを書くことがないのに定型文を覚えたりです。もしものために覚えておこう、というのは心がけとしては間違っていません。しかし、実際の仕事は人によってやることが大きく違います。使わない英語やメールの表現は覚えているのに、例えば専門的な業務であるのに、その専門用語が英語で分からない、なんてことになっては本末転倒です。それこそ信用に関わってきてしまいます。「ビジネス英会話」の本を1ページ目から覚えるのではなく、自分に必要な表現を覚えていきましょう。